今回紹介するのは、藤本タツキさんの【ルックバック】です。
ただただ凄い!
何が凄いって、とにかく凄い!言葉にできないくらい凄い!
これが、読み終わって最初に出てきた感想。
この作品が発表された直後には様々な考察が書かれ、話題になりました。
そして、2024年6月にはアニメ映画化されます。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
【ルックバック】のあらすじ
小学4年生の藤野(ふじの)は、学年新聞で4コマ漫画を連載し、同級生や家族から絶賛されていた。
ある日、教師から不登校児・京本(きょうもと)に連載の1枠を譲ってほしいと頼まれる。
京本の画力は想像以上に高く、学年新聞に掲載された絵を見て驚く藤野。
そして、同級生に「藤野の絵ってフツーだな」と言われたことをきっかけに、本格的に絵の勉強を始める。
ところが小学6年生になると、いつまでも絵を描いている藤野に対し、周囲の目は冷ややかになっていった。
そんなとき、学年新聞に掲載された自分と京本の絵を見比べた藤野は、絵を描くのを辞めてしまう。
卒業式になり、教師から卒業証書を届けてほしいと頼まれ、京本の家に向かう藤野。
京本の家の廊下には、所狭しと置いてあるスケッチブックと一枚の4コマ原稿用紙。
原稿用紙を手に取った藤野が1本の漫画を描き上げると、それが手から滑り落ち、ドアの隙間から部屋の中に入ってしまう。
藤野が慌ててその場から離れ外に出ると、続いて家からかけ出てくる人物。
「藤野先生ぇ!!」
その声に藤野が振り返ると、そこに立っていたのは京本だった。
京本の「私っ!!藤野先生のファンです!!サインください!!」という言葉をきっかけに、再び漫画を描き始める藤野。
そしていつしか、2人で漫画を描くようになった。
【ルックバック】の感想
- 藤野と京本の人物像が凄い!
- 学年新聞が凄い!
- 絵だけで魅せちゃうの凄い!
- タイトルの意味が凄い!
藤野と京本の人物像が凄い!
2人の性格が「あるある」ってカンジで、こーゆー人いるよね。って納得してしまうの凄い!
自信家で傲慢な藤野と引きこもりで人と会話が上手くできない京本。
褒められて「そんな大したことないしぃ」みたいな態度を取っちゃう(藤野)とか、推しの好きなところをマシンガントークしちゃうオタク(京本)とか(笑)
自分の黒歴史を見せられてるような気がしたのは、私だけでしょうか・・・
でも、2人が私と違うのは、お互いの才能を認め努力するところ。
私だったらふてくされてもう漫画を描くのを辞めちゃう。
でも藤野は「4年生で私より絵ウマい奴がいるなんてっ、絶っっ対に許せない!」
と言ってダッシュで帰宅し、そこから絵の勉強を始めます。
プライドの高さは努力の結晶なのです。
学年新聞が凄い!
文字もイラストも漫画も、いかにも小4・小6が描いてる風な学年新聞が凄い!
いや、プロなんだから当然なんだろうけどさ、この「見覚えある感」がゾワゾワするのです。
特に、藤野の本棚に並んでるデッサンの本を読んだことがある人なら、小6藤野のイラストを見たら「わかる!」って声が出ちゃうハズ(笑)
絵だけで魅せちゃうの凄い!
不必要なセリフや擬音語をなくして、絵だけで魅せちゃうの凄い!
効果音がないってことは静寂なのかと思いきや、雨の音や雫がたれる音、町の賑わいが絵から聞こえてくるのです。
雨の降り始め、思わず踊りだしてしまう帰り道。
中学に入り、町に出かける2人。
アニメ映画化されるにあたって、この部分がどう表現されるのかが気になります。
タイトルの意味が凄い!
【ルックバック】では、何度も背中が描かれています。
小学生の藤野が絵の勉強を始めたときの背中。
京本が藤野にサインをお願いしたのは背中。
「京本も私の背中みて成長するんだなー」と言う藤野。
連載漫画を描く背中。
背中と窓の景色で時の流れを表現し、そこに言葉はありません。
タイトル通りの「背中を見る」です。
本来の「look back」は、振り返る、思い返す、などの意味を持ちます。
物語の終盤、とある事件の一報がテレビから聞いた藤野が振り返る。
京本の部屋の前で藤野は過去を思い返す。
そこで見つけた「背中を見て」と言うタイトルの4コマ。
京本の部屋に入り振り返るとそこには、小学生時代に自身が背中にサインを書いた京本の服が飾られていた。
再び過去を振り返り、立ち上がり歩き始める藤野の背中、そしてラストの背中。
そして京本が担当してたのが背景。
もうやだっっ!!藤本さんって天才なのっっ!?
ホントにただただ凄い!
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【ルックバック】のあらすじと感想:まとめ
「じゃぁ、藤野ちゃんはなんで漫画を描いてるの?」
もう泣かせないで!って叫びたくなった。
なんて楽しそうな二人なんだろう。
毎日悩みながらも二人でいれば乗り越えられる、そう信じていただろうな。
離れていても、心は繋がっていたに違いない。
【ルックバック】の考察をググると、過去の実在する事件のことや、隠されたメッセージなどが出てきます。
それらを読んで改めて「なるほど、そーゆーことか」と思ったのですが、私はその件に関して明るくはないので、純粋に漫画を読んだ感想を書きました。
もしその辺に興味がある人は、「ルックバック・考察」でググってみてください。
そして、気になった人はぜひ【ルックバック】を手にしてみてください。
読後、背中がゾクゾクすること間違いなし!です。
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