今回紹介するのは、柴なつみ先生の【わたしのお嫁くん】です。
【わたしのお嫁くん】は、『kiss』(講談社)にて、2019年4月号より連載中。
2023年4月期に、波留さん・高杉真宙さん主演でドラマ化。
家事ができないズボラOLが家事万能の年下イケメンを嫁に迎える同居ラブコメ。
仕事から疲れて帰ってくると、ふと思っちゃいませんか?
「仕事から帰ってきたら、ご飯ができてたらいいのに」
「洗濯も掃除も終わってたら最高」って。
そのうえ、癒しもくれたら最高!!
そんな欲求を満たしてくれるのが【わたしのお嫁くん】です。
ネタバレを含みますのでご了承ください。
【わたしのお嫁くん】あらすじ
営業4年目・26歳の速見穂香(はやみほのか)は、丁寧な仕事ぶりで得意先から可愛がられ、「はやみん」と呼ばれている会社のアイドル。
しかし実は、家事が一切できず汚部屋で暮らすズボラモンスター。
そんな裏の姿を、はやみんに憧れる新入社員・山本知博(やまもとちひろ)が知ってしまう。
アイドル像が壊れてショックな山本くんだったが、実は神レベルの家事スキルを持っていた。
部屋をてきぱきと片付けていく山本くんを見たはやみんは
「お嫁さんに欲しい・・・!!」
と言うのだけど
「あんたはルンバとでも結婚しとけ!!」
と断られてしまう。
けれどこのことがきっかけで、2人の仲は親密になっていく。
山本くんの仕事を手伝うはやみん、はやみんの家事の面倒を見る山本くん。
『毎日こうして会えたらいいのに』って思ったはやみんは、山本くんに
「一緒に住まない?嫁として」
と提案し・・・
【わたしのお嫁くん】の主な登場人物
速見穂香(はやみほのか)
営業4年目の26歳。
社員や取引相手からは「はやみん」と呼ばれる会社のアイドル的存在。
実は汚部屋暮らしのズボラモンスター。
山本くんを「嫁」として同居を始める。
ちょっと天然。
山本知博(やまもとちひろ)
新入社員の22歳。穂香の後輩
仕事ができるはやみんに憧れを抱いている。
家事力が神レベルのオカン系男子。
「嫁」のポジションを利用してはやみんの生活に入り込む。
山本正海(やまもとまさみ)
山本くんの長兄、30歳。
義母系男子。
山本くんを溺愛してるがゆえ、はやみんに姑ぽい態度をとるが、はやみんに脈がないことを知って山本くんに同情してしまう。
山本薫(やまもとかおる)
山本くんの次兄、26歳。
教育系男子。
ヨーロッパ好きで独特な世界観を持っている。
体に合わない人は、どうきやめまいに襲われる。
薫と二人きりで過ごしたはやみんは、熱が出て寝込んでしまった。
赤嶺麗奈(あかみねれいな)
人事部に所属する山本くんの同期で美人系女子。
はやみんに憧れていて、山本くんを敵視している。
【わたしのお嫁くん】の魅力
- 理想の嫁・山本くん
- 酔っぱらった山本くんがカワイイ
- ズボラ女子あるある
- 恋愛マンガだけどコメディ強め
理想の嫁・山本くん
はやみんに憧れを抱いている山本くんが、嫁のポジションを利用して生活に入り込むのだけど、はやみんにまったくその気がないのが、かわいそうというか笑えるというか。
あくまでも「はやみん=旦那」で「山本くん=嫁」設定なのが、斬新でオモシロイ。
今は「嫁が女」で「旦那が男」な時代ではないのですよね。
ズボラなはやみんに呆れつつも、ちゃんと家事をやってくれて気遣いも忘れない。
なんて理想的なデキた嫁!
そんな山本くんに対して「わたし大黒柱になるよ!」って宣言するはやみんがイケメンなのです。
酔っぱらった山本くんがカワイイ
酔っぱらったときの山本くんがカワイイ。
初めてはやみんの家に行った時も、山本くんのお誕生日の時も、ベロンベロンに酔っぱらった山本くん。
ろれつが回らなくてニコニコ顔の山本くんが何ともカワイイ。
飲んだら記憶が飛ぶタイプの山本くんが、猫を可愛がってるのカワイイ。
酔っぱらった山本くんがもっと見たいなぁ。
ズボラ女子あるある
山本くんが嫁入りシミュレーションではやみんの家を訪れるときに、部屋を片付けたはやみんの
「バッチリ片づけた!」
ってセリフと「※感じ方には個人差があります」のト書きに、思わず「あるある!」と言ってしまった私(苦笑)
山本くんが一週間里帰りしただけで、家の中が凄いことになっちゃったり。
結婚してないのに離婚の心配したり(笑)
恋愛マンガだけどコメディ強め
ギャグがしつこかったりクドイと一気に冷めてしまってつまらない作品になってしまうケド、このマンガはテンポが良くて飽きるどころか笑いながら読んでしまいます。
はやみんと山本くんのボケとツッコミとか、山本三兄弟のノリとか。
特に言葉選びが逸品で、柴先生は絶対に頭の良い人!
【わたしのお嫁くん】の感想
このマンガのテーマは、「男らしさ女らしさにとらわれず、得意なことは得意な人がやればいい」ってことなのかな。
はやみんが山本くんをホントに「嫁」として見てたり、山本三兄弟それぞれが、自分たちの立場を「嫁」としてとらえ、はやみんを「旦那」として受け入れてるのが斬新だなって思う。
山本三兄弟の3人ともオカン系男子なのに、系統でこんなにも違いが出るんだなぁて感心しました。
はやみんいわく「みんな違ってみんないい嫁」
私もズボラ女子なのですが、ズボラすぎて他人と生活するなんて考えられないと思ってました。
こんな自分を知られたら絶対に嫌われてしまうと。
でもこのマンガを読んだら、そんなのは関係ないのかもなぁって思えてくるので不思議。
でも、はやみんが大黒柱としての素質がある女性だから成り立ってるのであって、ただのズボラ女子だったら、こうは上手くいかないのですよね。
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